松山バッハ合唱団
Bachchor Matsuyama

松山バッハ合唱団は1978年2月に主宰者橋本眞行により創立された市民合唱団で、その名の通り、主としてJ.S.バッハの音楽を研究・演奏・紹介することを活動の中心にしています。
1978年の創立以来40年以上の長きにわたる活動は私たちの意志や力だけでは決して成しえず、その間支えてくださった方々がいらっしゃればこそであり、郷土にバッハが根付いたことを素直に喜ぶと同時に、育ててくださった皆様方に心より感謝申し上げる次第です。

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松山バッハ合唱団公開練習のご案内

(2024年2月2日更新)

 松山バッハ合唱団はコロナ禍以降パートの不揃いなどから演奏会を開催するまでには至っていませんが、発声や歌唱技術の向上に努めています。その目指すところは、オーケストラや、20年に亘り音楽交流を続けてきたフライブルクバッハ合唱団と共演・アンサンブルできる合唱で、ユニバーサルな発声やクラシック音楽としての表現など、日本語の歌唱とは異なる要素の習熟が必要になります。
 当団は創立以来40年以上、演奏会で毎回、訓練を受けた声楽家・オーケストラ・鍵盤奏者の方々と共演する方針を続けており、ドイツの著名な合唱団とも20年に亘る音楽交流を続けてきました。それゆえに私たちは、それらの方々と共演できるレベルを目指して活動してきましたが、コロナ禍にあってもその歩みを止めたくないと思い、普段には集中して取り組めない歌唱基本技術、発声と響きのあり方(音程の正確さを含む)、音楽的表現などの強化に努めてきました。
 松山バッハ合唱団のこうした取り組みや “現在地” を知っていただきたく、昨年に続き今年も、下記の通り練習を公開いたします。『バッハが歌えれば何でも歌える』と云われる所以なども感じていただければ幸いです。皆様のお越しをお待ちしております。

【松山バッハ合唱団公開練習】

*楽譜をご用意いたします。
*会場の出入りはご自由になさってください。また、途中ご不明な点があれば、いつでも質問していただいて結構です。
*当団のコロナ対策は、過去1週間の体調不良者は集合練習に参加しない、練習中も窓を開放しサーキュレーターで空気の滞留を防ぐ、練習中もマスク着用するというのがその主たるものです。
*公開練習中合唱団員はマスク着用いたしますが、皆様方におかれましてはご自身のご判断でお願いいたします。

公開練習のご案内

(2023年3月18日更新)

 新型コロナウィルスにより合唱活動を中断せざるを得なくなってからはや3年、ようやく第8波も沈静化しマスク着用ルールが解除され、感染症区分の変更が予定されています。
 この間、残念ながら我が松山バッハ合唱団は諸事情で集合練習参加者が減って活動が停滞し、第50回定期演奏会演目を3年に亘って練習することになってしまいました。
 当団は創立以来40年以上、演奏会で毎回、訓練を受けた声楽家・オーケストラ・鍵盤奏者の方々と共演する方針を続けており、ドイツの著名な合唱団とも20年に亘る音楽交流を続けてきました。それゆえに私たちは、それらの方々と共演できるレベルを目指して活動してきましたが、コロナ禍にあってもその歩みを止めたくないと思い、普段には集中して取り組めない歌唱基本技術、発声と響きのあり方(音程の正確さを含む)、音楽的表現などの強化に努めてきました。
 私たちの現状はパートの不揃いや習熟度のバラツキなどから公開演奏できる状態ではないのですが、それでもこれまでの努力のあとも認められるようにも思われますので皆様方にご覧いただき、3年にも亘った現演目の練習について区切りをつけたいと考えています。
 つきましては、最終練習を公開し、合唱団の現状と音楽の方向性、そして何よりも、細々ながらも情熱を傾けていることを知っていただきたく、ご案内申し上げます。

【松山バッハ合唱団公開練習】

*会場の出入りはご自由になさってください。また、途中ご不明な点があれば、いつでもご質問いただいて結構です。
*当団のコロナ対策は、過去1週間の体調不良者は参加しない、練習中も窓を開放しサーキュレーターで空気の滞留を防ぐ、練習中もマスク着用するというのがその主たるものです。
 公開練習中合唱団員はマスク着用いたしますが、ご自身のご判断でお願いたします。

お忙しいとは存じますが、私たちの「現在地」を見ていただけましたら幸いです。お越しを心よりお待ちいたしております。

松山バッハ合唱団主宰 橋本眞行

松山バッハ合唱団第50回定期演奏会延期のお知らせ

(2020年7月5日更新)

新型コロナウィルスの影響により、誠に残念ですが、第50回定期演奏会は無期延期とさせていただきます。早期に安全が確保され、聴衆の皆様・出演者共に安心して音楽を楽しめるようになることを願いつつ、バッハへの思いを燃やし続けたいと思っています。
演奏会開催の準備が整い次第当ホームページにてお知らせいたします。皆様がご無事にお過ごしになられますことを心からお祈りいたしております。

松山バッハ合唱団主宰 橋本眞行

第49回定期演奏会のご報告

(2020年1月11日更新)

今回は声楽作品として、魅力的なカンタータ2曲と、いくつかのカンタータから名曲を取り込んで重厚な作品に仕上げられた「ミサ曲ト短調」を、また、充実した松山バッハ管弦楽団の演奏をお聴きいただきたく、器楽作品として、有名な管弦楽組曲第2番を取り上げました。概ね好評が得られたことから、ほぼ満席 (220名) のお客様に変化に富んだプログラムをお楽しみいただけたものと思います。お忙しい時期にも拘らず、大阪や高松など遠方よりお越しくださった方を含め多数のご来場を賜りまして、厚く御礼申し上げます。

松山バッハ合唱団第49回定期演奏会
松山バッハ合唱団第49回定期演奏会チラシ-表松山バッハ合唱団第48回定期演奏会チラシ-裏

第48回定期演奏会のご報告

(2019年1月8日更新)

師走の忙しい時期にも拘らず、190名弱のお客様にご来場いただくことができました。厚く御礼申し上げます。
バッハがトーマスカントル(ライプツィヒ聖トーマス教会合唱長)への求職時に提出した、極めて充実した応募作品2カンタータ(22番、23番)を演奏できる喜びに加え、当日は教会暦の新年とも言える待降節第1日にあたり、演目の一つであるカンタータ36番がその日の礼拝のために書かれた作品であり、その初演が287年前の同じ12月2日であったという奇遇に団員の意気も上がっていました。また、若く有能な声楽ソリスト陣は十分にその才能を発揮してくださり、更に、何年もご一緒いただいているオーケストラは緻密なアンサンブルにより声楽を支えてくださいました。共演者の皆様の真摯な取り組みにより、大変好評が得られた演奏会になったものと団員一同喜んでいます。
しかし、合唱はまだまだ習熟度が十分でないなど反省するところも多く、更なる精進が必要であることを痛感させられました。次回演奏会で成長の跡をお見せ出来るよう努力したいと考えています。

松山バッハ合唱団第48回定期演奏会
松山バッハ合唱団第48回定期演奏会チラシ-表松山バッハ合唱団第48回定期演奏会チラシ-裏

“ドイツ大聖堂の響き”連続演奏会のご報告

(2018年9月17日更新)

“ドイツ大聖堂の響き”連続演奏会は2公演とも、成功裡に終演いたしました。
8月23日開催予定でした「姉妹都市提携30周年記念 第6回松山・フライブルク姉妹都市交流演奏会」は、台風接近のため順延となり、8月24日に開催されました。共演したフライブルク大聖堂少年合唱団と松山少年合唱団とも、持ち味を存分に発揮した演奏を披露され、特に、合同演奏は1回のみのリハーサルにも拘わらず、本番では一つの合唱団として美しいハーモニーを聴かせて下さいました。フライブルク大聖堂少年合唱団は「少年合唱団」とはいっても、テノール・バスを担当する大人の団員が半分を占めており、分厚いハーモニーに400名を超える聴衆の皆様も圧倒されたようでした。
“ドイツ大聖堂の響き”連続演奏会の第2弾として、8月29日に「アンサンブル・ヴォカペッラ・リンブルク演奏会」が開催されました。アンサンブル・ヴォカペッラ・リンブルクはヨーロッパの国際合唱コンクールで何度も優勝している、また、「ドイツ最高の男性合唱団」とも称される優秀なアンサンブルで、その前評判をご存知の方が東京や香川から来場されるなど、320名のお客様をお迎えしました。ルネサンスから現代、またクラシックからラテン音楽までの幅広いレパートリー、日本ではほとんど聴けない温かい声、精緻なハーモニー、ホール全体を使ったパフォーマンスなどで聴衆を感動の渦に引き込みました。終演後の、帰宅される聴衆の皆様の感激のお言葉や幸せそうな表情が演奏会の素晴らしさを物語ってくれていました。
“ドイツ大聖堂の響き”連続演奏会は、私ども松山バッハ合唱団が姉妹都市フライブルクの同名の合唱団「フライブルクバッハ合唱団」と20年に亘る音楽交流を続けていることをご縁に、その運営をお引き受けしたものですが、今後も良い演奏団体の来日公演のお手伝いできればと考えています。

“ドイツ大聖堂の響き”連続演奏会

演奏会Ⅰ:姉妹都市提携30周年記念 第6回松山・フライブルク姉妹都市交流演奏会-フライブルク大聖堂少年合唱団と松山少年少女合唱団

演奏会Ⅱ:男声合唱団アンサンブル・ヴォカペッラ・リンブルク演奏会

詳しくは、“ドイツ大聖堂の響き”連続演奏会 特設ページをご覧ください。

第47回定期演奏会のご報告

(2017年11月23日更新)

 台風最接近に近く雨風が強まる中にも拘らず、ほぼ満席210人ものお客様にご来場いただくことができました。心より御礼申し上げます。
 今回は、今年が「宗教改革500周年」であることに因んで、マルティン・ルターが作詞作曲したコラールを基にバッハが作曲したカンタータ4曲を聴いていただきました。どのカンタータもソリスト、オーケストラ、合唱のいずれもが全身全霊で向き合わなくてはならない充実した作品でしたが、出演者全員の精一杯の演奏ができたと感じられることや、聴衆の皆様方から寄せられたご好評などから、作品のメッセージや魅力をお伝えできたのではないかと感じています。とはいえ、まだまだ改善すべき点も多く、今後も引き続き精進したいと思います。

 1978年2月に発足しました松山バッハ合唱団は、皆様方のお蔭げをもちまして40年という長きに亘って活動を続けることができました。
 私達は、バッハに特化していること、毎回の演奏会ではオーケストラと共演していること、また、ドイツを代表するバッハ合唱団Freiburger Bachchorと20年以上に亘って音楽交流を続け、音楽性と合唱技術の向上を図っていることなど、極めてユニークな活動を行い、合唱のみならず器楽や声楽の領域や国際交流についても県内音楽界に刺激を与え続けてきました。ここまで継続して活動できましたことは、偏にこれまでご協力いただいた共演者及び聴衆の皆様方、練習を支えてくださるピアニスト、練習会場を提供してくださっている日本キリスト教団松山教会様、日本福音松山ルーテル教会様、音楽交流を続けてくださっているフライブルクバッハ合唱団様、ご後援を賜ります官庁・法人各位の並々ならぬご支援と激励によるものと、厚く感謝申し上げる次第です。
 今後も皆様の心に響く演奏を目指して精進したいと考えていますので、ご指導・ご鞭撻をお願いする次第です。

松山バッハ合唱団第47回定期演奏会
松山バッハ合唱団第47回定期演奏会チラシ-表松山バッハ合唱団第47回定期演奏会チラシ-裏

第46回定期演奏会のご報告

(2017年2月15日更新)

 あいにくの小雨の中、約200名のお客様をお迎えし、魅力的で親しみやすいカンタータ3曲に加え、バッハのカンタータに取り込まれた待降節・クリスマスのための古来のコラール(賛美歌)を楽しんでいただきました。安定したオーケストラの演奏、近い将来日本音楽界を牽引するであろう若手ソリスト陣の真摯で清新な歌唱、礼拝堂の豊かな響きにマッチした合唱の柔らかく自然な音色・音質などを通して、バッハの音楽とそのメッセージを感じていただいけたものと思われ、好評が得られました。雨の中ご来場ありがとうございました。

松山バッハ合唱団第46回定期演奏会
松山バッハ合唱団第46回定期演奏会チラシ-表松山バッハ合唱団第46回定期演奏会チラシ-裏

愛媛いのちの電話開局30周年記念チャリティコンサート
松山バッハ合唱団第45回定期演奏会のご報告

(2016年2月27日更新)

 「愛媛いのちの電話後援会」との共催で計画された今回の演奏会は、松山で大雪警報が出るほどの寒波の中でしたが、市内では雪の影響もなく無事に開催でき、381名のお客様をお迎えしました(周辺地域の雪の影響で50名以上の方が来場できなくなったものと思われ、残念でした。)。通奏低音として20年来お世話になっている大澤宣晃さんによるチェンバロ独奏「イタリア協奏曲」に始まり、次いでカンタータ70番を、休憩後は、松山バッハ合唱団創立以来初めてのチャレンジとなったアカペラ演奏(ルネッサンスモテット5曲)とカンタータ147番という変化に富んだプログラムで、また、毎回ソリストやオーケストラの皆様は全国各地からお越しいただきますが、今回はフランスから里帰りしていただいたトランペット奏者もあり、寒さに負けない熱のこもった演奏ができ、皆様方に楽しんでいただきました。
 松山バッハ合唱団はこれまで何回かチャリティコンサートを開催してきました。主として自殺予防の活動をされている「愛媛いのちの電話」との共催が2度目となつた今回は、バッハの最も有名なコラール「主よ、人の望みの喜びよ」を含んだカンタータ147番「心と口と行いと生命もて」を演奏し、趣旨に沿った強いメッセージをお伝えできたものと考えています。聴衆の皆様方を始め、今回の演奏会に関わっていただきましたすべての皆様方のご協力のお蔭をもちまして収益が出、「愛媛いのちの電話後援会」に寄付ができました。皆様方に心から御礼申し上げます。ありがとうございました。

 今後も珠玉のようなカンタータを中心に素晴らしいバッハの作品を紹介すると共に、より高いレベルの音楽作りに精進いたします。

松山バッハ合唱団第45回定期演奏会
松山バッハ合唱団第45回定期演奏会チラシ-表  松山バッハ合唱団第45回定期演奏会チラシ-裏

松山バッハ合唱団第44回定期演奏会のご報告

(2015年6月29日更新)

 あいにくの小雨の中、演奏会場日本キリスト教団松山教会礼拝堂ほぼ満席の225名のお客様をお迎えし、バッハのカンタータ3曲と、モテットを楽しんでいただきました。
 今回は多様な表情を見せる合唱曲・独唱曲を持つカンタータと1楽章からなり、賛美溢れるモテットを演奏しました。合唱はまだまだ充分でないドイツ語の響きでしたが、礼拝堂の静謐な空気や音響に助けられました。今回のソリストは将来有望な若い方々にお願いでき、その若々しく清々しいお声と、作品と真摯に向い合い、そのメッセージを伝えようとする姿勢は聴衆の皆様に感動を与え、支持されました。
 今後も、若い力をお借りしながら、皆様方に心からバッハの作品をお楽しみいただけるように、更に精進してまいります。雨の中ありがとうございました。

松山バッハ合唱団第44回定期演奏会


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